通い続けたい場所

通い続けたい場所

帰省中に「通い続けたい、場所の話をしよう。」と題されたイベントに参加しました。
2023年に出版された、編集者の岡本仁さんによる「ぼくのコーヒー地図」のちょっと遅れた出版イベントでした。

会場は新潟市にあるdAb COFFEE STORE、岡本さんに加えてF/styleを交えてのトークでした。
岡本さんは「暮しの手帖」での連載の取材で、2014年に新潟を訪れています。
その時に岡本さんはcafé marilouに来てくださり、その時の様子も「暮しの手帖72号」に掲載されています。
ちなみにこの連載は2019年に「また旅」としてまとめられて出版されましたが、その時点でcafé marilouは閉店しており、単行本に掲載されなかったのが個人的に心残りでした。

話を聞きながら、僕にとって通い続けたい場所、店とはどんなところだろう?と考えていました。
そしてcafé marilouは誰かにとってのそういう場所であり得たのだろうか、なんてことにも思いを馳せました。

写真のお店は新潟駅近くにある喫茶店マントン、僕の父が通い続けた場所です。
帰省中に母親との話でこのお店の名前が出て、十数年ぶりに訪れました。
今も変わらず名物ママが一人で切り盛り、喫煙可能で店内は紫煙で満たされ、メニューはコーヒーのみ、そのコーヒーはネルドリップで落としたものを注文の度に銅の小鍋で温め直すという、オールドスクール・ハードコアな喫茶店です。
父の影を感じながらビターなコーヒーを飲み、ここも僕にとっても通い続けたい場所のひとつだな、と思った春の1日でした。

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