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2016-02-08

最後の一皿。

雲仙観光ホテルでの種市大学が終わったあと、麓の小浜で行われている打ち上げに後ろ髪を引かれつつも、雲仙観光ホテルに連泊することにしました。
奥津夫妻が「岩崎政利さんと、雲仙観光ホテルと山本晋平シェフの存在が雲仙へ移住するきっかけとなった」といわしめるほどの場所と料理と人を、普段の雰囲気で感じたかったからです。

図らずも、山本シェフの雲仙観光ホテルでの最後の一日になってしまい、オーナーと2人で心から連泊してよかった!と思いました。

山本シェフと初めてお会いしたのが相模湖で行われた種市大学でした。ずっと料理を食べたかったのですが、その機会が種市大学の祝福ディナーと、いつものディナーと、こうして連日食べられたのは本当に貴重な機会でした。

メインの料理が食べ終わりそうになる頃、山本シェフが挨拶に来て下さいました。お話を終えて、ふと周りを見てみると料理を食べているのは私たちが最後。
この一皿が山本シェフの雲仙観光ホテルでの最後の一皿だったのか… と思うと、何ともこみ上げてくるものがありました。

その人にしか表現できない料理。
その土地でしか表現できない料理。
私は未だに自信を持って「料理人です」といえないのですが、それでもお客様に料理を提供する仕事をしているものとして、とても感じることの多い3日間でした。

山本シェフ、本当におつかれさまでした。
そしてこれからのお仕事も、楽しみに期待しております。

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キクイモをつかったポタージュ。あの独特の土臭さが全くなく、とてもクリアな美味しさでした。

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鹿肉のソーセージとケークサレ。ピクルスは岩崎さんの野菜だったのかな…

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本当に鮮やかな前菜。食感、味のハーモニーがとても美しかったです。

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どのお皿も出てきた瞬間にため息。そして食べてまたため息。

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雲仙には日本で唯一の鹿牧場があるそう。その鹿肉と、岩崎さんの野菜たち。このメインはまさにこの土地でしか表現できない、きっと山本シェフにとっての集大成の一皿だったのではなかろうかと。味だけでなく、思いも噛みしめました。

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